○出雲市民会館の設置及び管理に関する条例
(平成17年出雲市条例第390号)
改正
平成23年9月30日条例第28号
平成25年3月15日条例第12号
平成25年12月20日条例第58号
平成27年3月25日条例第30号
令和元年7月3日条例第21号
出雲市民会館の設置及び管理に関する条例(平成17年出雲市条例第94号)の全部を改正する。
(趣旨)
第1条 この条例は、地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第244条の2の規定に基づき、出雲市民会館の設置及び管理に関し必要な事項を定めるものとする。
(設置)
第2条 地域の文化水準の向上と福祉の増進に資するため、中核的な文化センターとして、出雲市民会館(以下「会館」という。)を出雲市塩冶有原町2丁目15番地に設置する。
(管理)
第3条 会館は、常に良好な状態において管理し、その設置目的にそって最も効率的に運用しなければならない。
(休館日)
第4条 会館の休館日は、次に掲げるとおりとする。ただし、市長が必要があると認めるときは、休館日に開館し、又は臨時に休館日を定めることができる。
(1) 年始(1月1日から同月3日まで)
(2) 年末(12月29日から同月31日まで)
(3) 毎月最終の月曜日
(開館時間)
第5条 会館の開館時間は、午前9時から午後10時までとする。
2 前項の規定にかかわらず、市長が特に必要があると認めたときは、前項の開館時間を延長し、又は短縮することができる。
(使用の承認)
第6条 会館の施設又は附属設備等(以下「施設等」という。)を使用しようとする者は、あらかじめ市長の承認を受けなければならない。承認に係る事項を変更しようとするときも、同様とする。
2 市長は、施設等の使用の目的、方法等が次の各号のいずれかに該当するときは、前項の承認をしないものとする。
(1) 公の秩序又は善良な風俗に反するおそれがあると認められるとき。
(2) 集団的又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある組織の利益になると認められるとき。
(3) 長期間にわたる継続使用により他の使用を妨げるおそれがあると認められるとき。
(4) 施設等を損壊し、滅失し、又は著しく汚損するおそれがあると認められるとき。
(5) 会館の管理上支障を来すおそれがあると認められるとき。
(6) その他市長が不適当と認めるとき。
3 市長は、会館の管理上必要があると認めるときは、第1項の承認に条件を付することができる。
(承認の取消等)
第7条 市長は、前条第1項の承認を受けた者(以下「使用者」という。)が、次の各号のいずれかに該当するときは、承認を取り消し、又は承認に付した条件を変更し、若しくは使用の中止を命ずることができる。
(1) この条例又はこの条例に基づく諸規程に違反したとき。
(2) 前条第3項の規定により承認に付した条件に違反したとき。
(3) 偽りその他不正の手段によりその承認を受けたとき。
(4) 災害その他やむを得ない事由により会館の使用ができないとき。
2 市長は、前項の規定による取消し、承認に付した条件の変更又は使用の中止により使用者が受けた損害については、その責を負わない。
(使用料)
第8条 使用者は、別表に定める使用料(消費税法(昭和63年法律第108号)の規定に基づく消費税の額及び地方税法(昭和25年法律第226号)の規定に基づく地方消費税の額を含む。)を、第6条第1項の承認を受けるときに納付しなければならない。ただし、市長が認めた場合は、この限りでない。
(使用料の減免)
第9条 市長が、特に必要があると認めたときは、使用料を減額又は免除することができる。
(使用料の還付)
第10条 既に納付した使用料は、還付しない。ただし、市長が別に定めるところにより、その全部又は一部を還付することができる。
(目的外使用又は権利譲渡の禁止)
第11条 使用者は、会館を承認目的以外の目的に使用し、又は使用する権利を譲渡し、若しくは転貸してはならない。
(使用者の義務)
第12条 使用者は、市長が指示した事項を遵守し、常に善良な使用者としての注意をもって使用しなければならない。
(特別の設備)
第13条 使用者は、特別の設備をし、若しくは附属設備等に変更を加え、又は備付け以外の器具を持ち込み使用しようとする場合は、あらかじめ市長の承認を得なければならない。
(職員の立入り)
第14条 使用者は、市長が職務執行のため、職員を使用中の場所に立ち入らせることを拒むことができない。
(喫茶室等の使用)
第15条 会館内の喫茶室及び売店を使用しようとする者は、あらかじめ市長に申請し、その許可を受けなければならない。
2 市長は、前項の喫茶室及び売店の使用について1年以内の期限で許可することができる。
3 第4条及び第11条から前条までの規定は、第1項の使用について準用する。
4 第1項の許可を受けた者は、施設等の評価額、実例価格及び需給の状況を基礎として市長が別に定める使用料を、納付しなければならない。
(指定管理者による管理)
第16条 市長は、会館の設置の目的を効果的に達成するため、法第244条の2第3項の規定により、法人その他の団体であって、市が指定するもの(以下「指定管理者」という。)に会館の管理を行わせることができる。
2 市長は、指定管理者を指定しようとするときは、公募によることができる。
3 第1項の規定により会館の管理を指定管理者に行わせる場合は、第4条及び第5条の規定にかかわらず、当該指定管理者は、必要があると認めるときは、あらかじめ市長の承認を得て、会館の休館日を別に定め、又は開館時間を変更することができる。
4 第1項の規定により会館の管理を指定管理者に行わせる場合は、第6条、第7条及び第12条から第14条までの規定中「市長」とあるのは、「指定管理者」と読み替えるものとする。
(指定管理者の指定の申請)
第17条 会館の指定管理者の指定を受けようとするものは、申請書に事業計画書その他規則で定める書類を添付して、市長に提出しなければならない。
(指定管理者の指定)
第18条 市長は、前条の規定により申請があったもののうち、提出された事業計画書等により、次に掲げる基準に最も適合していると認められるものを候補者として選定し、議会の議決を経て指定管理者を指定するものとする。
(1) 事業計画書による施設の運営が、市民の文化活動の拠点及び交流の場を提供し、市民の文化水準の向上に寄与するものであること。
(2) 事業計画書の内容が、会館の効用を最大限に発揮させるとともに、管理に係る経費の縮減が図られるものであること。
(3) 事業計画書に沿った管理を安定して行う能力を有していること。
(指定管理者の業務の範囲)
第19条 指定管理者が行う業務の範囲は、次のとおりとする。
(1) 会館の維持管理に関すること。
(2) 会館の施設等の使用の承認に関すること。
(3) 会館の使用料の徴収に関すること。
(4) 前3号に掲げるもののほか、市長が別に定める業務
(利用料金)
第20条 第8条の規定にかかわらず、第16条第1項の規定により会館の管理を指定管理者に行わせる場合は、会館の使用者は、指定管理者に対し、会館の利用に係る料金(以下「利用料金」という。)を前納しなければならない。ただし、指定管理者が後納を認める場合は、この限りでない。
2 利用料金は、別表に掲げる額を上限とし、指定管理者があらかじめ市長の承認を得て定めるものとする。
3 指定管理者は、あらかじめ市長の承認を得て定めた基準により、利用料金の減免又は還付をすることができる。
(利用料金の収入)
第21条 市長は、指定管理者に前条の利用料金を当該指定管理者の収入として収受させるものとする。
(事業報告書の作成及び提出)
第22条 指定管理者は、毎年度終了後30日以内に、次の事項を記載した事業報告書を作成し、市長に提出しなければならない。ただし、年度の途中において第24条第1項の規定により指定を取り消されたときは、その取り消された日から起算して30日以内に、当該年度の当該日までの間の事業報告書を提出しなければならない。
(1) 会館の管理業務の実施状況及び利用状況
(2) 会館の利用に係る利用料金等の収入実績
(3) 会館の管理に係る経費等の収支状況
(業務状況の聴取等)
第23条 市長は、会館の管理の適正を期するため、指定管理者に対し、その管理の業務及び経理の状況に関し、必要に応じて報告を求め、実地に調査し、又は必要な指示をすることができる。
(指定の取消等)
第24条 市長は、指定管理者が前条の指示に従わないとき、その他指定管理者の責に帰すべき事由により当該指定管理者による管理を継続することができないと認めるときは、その指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
2 市長が前項の規定により指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命じた場合、指定管理者に損害が生じても、市長はその賠償の責を負わない。
(原状回復の義務)
第25条 指定管理者は、その指定の期間が満了したとき又は法第244条の2第11項及び前条の規定により指定を取り消され、若しくは期間を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命ぜられたときは、その管理しなくなった施設等を速やかに原状に回復しなければならない。ただし、市長の承認を得たときは、この限りでない。
2 使用者は、会館の使用が終了したときは、速やかに原状に回復し、又は搬入した設備等を撤去しなければならない。第7条第1項の規定により、承認の取消し又は使用の中止をさせられたときも同様とする。
(損害賠償)
第26条 指定管理者又は使用者は、故意又は過失により施設等を損壊し、又は滅失したときは、これによって生じた損害を賠償しなければならない。ただし、市長が特別の事情があると認めるときは、損害賠償義務の全部又は一部を免除することができる。
(秘密を守る義務)
第27条 指定管理者の役員若しくは職員又はその構成員は、業務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。
(個人情報の取扱い)
第28条 指定管理者は、個人に関する情報(以下「個人情報」という。)の漏えいの防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
2 指定管理者の役員若しくは職員又はその構成員は、業務上知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならない。その職を退いた後も同様とする。
(委任)
第29条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成18年4月1日から施行する。
(準備行為)
2 第16条の規定による指定及びこれに関し必要なその他の行為は、この条例の施行前においても、第17条及び第18条の規定の例により行うことができる。
(経過措置)
3 この条例の施行前に、改正前の出雲市民会館の設置及び管理に関する条例の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例の相当規定によりなされたものとみなす。
附 則(平成23年9月30日条例第28号)
この条例は、平成23年10月1日から施行する。
附 則(平成25年3月15日条例第12号)
(施行期日)
1 この条例は、平成25年10月1日から施行する。ただし、第6条(第2条第2項、第15条、別表第1(分館の使用料の表を削る部分に限る。)及び別表第2の改正規定に限る。)の規定は、平成25年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)前に、この条例による改正前の各条例の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例による改正後の各条例の相当規定によりなされたものとみなす。
3 この条例による改正後の各条例の規定は、施行日以後になされる使用又は利用の承認又は許可(以下「使用の承認等」という。)に係る使用料について適用し、施行日前になされた使用の承認等に係る使用料については、なお従前の例による。
附 則(平成25年12月20日条例第58号)
(施行期日)
1 この条例は、平成26年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 この条例による改正後の各条例の規定は、この条例の施行の日(以下「施行日」という。)以後の使用、利用、観覧、占用、見学、行為、設置、管理又は処理(以下「使用等」という。)に係る使用料、観覧料、占用料、見学料、行為使用料又は手数料(以下「使用料等」という。)から適用し、施行日前の使用等に係る使用料等については、なお従前の例による。
3 
4 
附 則(平成27年3月25日条例第30号)
(施行期日)
1 この条例は、平成27年10月1日から施行する。
(経過措置)
2 この条例による改正後の各条例の規定は、この条例の施行の日以後の使用、利用又は見学(この条例の公布の日以後に使用、利用又は見学の承認又は許可をしたものに限る。)に係るものについて適用する。
附 則(令和元年7月3日条例第21号)抄
(施行期日)
1 この条例は、令和元年10月1日から施行する。
(経過措置)
2 この条例による改正後の各条例の規定は、この条例の施行の日(以下「施行日」という。)以後の使用、利用、観覧、見学、占用又は行為(この条例の公布の日以後に使用、利用、観覧、見学、占用又は行為の承認又は許可をしたものに限る。)に係るものから適用する。
別表(第8条、第20条関係)
1 施設使用料
区分基本使用料
午前9時から正午まで午後1時から午後5時まで午後6時から午後10時まで午前9時から午後5時まで午後1時から午後10時まで午前9時から午後10時まで
大ホール平日
27,480

36,640

43,960

54,960

70,070

95,260
土、日曜日及び休日32,97043,96052,76065,95084,080114,300
展示室平日6,0908,1209,74012,17015,52021,110
土、日曜日及び休日7,3009,74011,69014,61018,63025,320
301会議室7,62010,16012,19015,24019,43026,410
302研修室3,0304,0404,8406,0507,72010,500
303研修室1,5002,0002,4003,0003,8005,200
304学習室2,4303,2403,8804,8506,1908,420
305学習室2,4303,2403,8804,8506,1908,420
202多目的室平日3,0304,0404,8406,0507,72010,500
土、日曜日及び休日3,6304,8405,8107,2709,27012,590
101楽屋1,2001,6001,9002,4003,0004,100
102楽屋7001,0001,2001,5001,9002,600
203楽屋1,0001,4001,6002,1002,6003,600
204楽屋1,2001,6001,9002,4003,0004,100
主催者控室7001,0001,2001,5001,9002,600
出演者控室7001,0001,2001,5001,9002,600
備考 
1 入場料その他これに類する料金(以下「入場料等」という。)を徴収して施設を使用する場合は、基本使用料の10割相当額を加算する。
2 営利を目的として施設を使用する場合は、基本使用料の10割相当額を加算する。この場合において、入場料等を徴収する場合であっても、前項の規定は適用しない。
3 この表に定める使用時間を超えて施設を使用する場合は、1時間につき、次に掲げる額を加算する。この場合において、1時間に満たない端数を生じた場合は、1時間として計算する。
ア 午前9時以前 午前9時から午前12時までの基本使用料(備考第1項又は前項の規定により加算した場合は、その加算した額を含む。以下この項において同じ。)の1時間当たりの額相当額に、当該額の5割相当額を加えた額
イ 午後0時から午後1時まで 午後1時から午後5時までの基本使用料の1時間当たりの額相当額
ウ 午後5時から午後6時まで 午後6時から午後10時までの基本使用料の1時間当たりの額相当額
エ 午後10時以降 午後6時から午後10時までの基本使用料の1時間当たりの額相当額に、当該額の5割相当額を加えた額
4 専ら準備、片付け及びリハーサルのために大ホール、展示室又は多目的室を使用する場合の使用料は、基本使用料(備考第1項、第2項又は前項の規定により加算した場合は、その加算した額を含む。)の5割相当額までの範囲内の額で市長が定める額とする。
5 冷暖房装置を使用する場合は、基本使用料(備考第3項により算出した額(備考第3項の算出に当たり備考第1項又は第2項により加算した場合にあっては、その加算した額を含めずに算出した額)を含む。)の3割相当額を加算する。
6 この表において、「休日」とは、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日をいう。
7 備考第1項から第5項までにおいて算出した額に1円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てる。
2 設備器具使用料
種別単位使用料
舞台関係備品1回1点につき10,000円以内で市長が定める額
音響関係設備1回1点につき5,000円以内で市長が定める額
照明関係設備1回1点につき10,000円以内で市長が定める額
楽器1回1点につき10,000円以内で市長が定める額
その他の設備器具1回1点につき10,000円以内で市長が定める額
備考 設備器具使用料は、午前9時から午前12時まで、午後1時から午後5時まで又は午後6時から午後10時までのそれぞれの時間帯における使用ごとに1回として算定する。