○北見市設計等委託業務検査基準
| (平成27年3月31日内規第95号) |
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(総則)
第1条 検査員は、北見市設計等委託業務検査要領によるもののほか、この基準により検査を実施しなければならない。
(検査の準備)
第2条 検査員は、検査にあたって、受託者及び業務担当員に対し、必要な測定要員、用具及び関係資料をあらかじめ準備させるものとする。
(資料等の提出)
第3条 検査員は、検査にあたり必要と認めるときは、受託者及び業務担当員に対して、書類、写真及びその他の資料の提出、又は事実の説明を求めることができる。
(検査の内容)
第4条 検査員は、委託業務の実績報告書及び成果品を対象として行うものとし、設計図書に基づき、成果品について適否の判定を行うものとし、必要に応じ現地調査等を行うこととする。
(成果品検査の内容)
第5条 検査員は、成果品が委託者の意図を満足し、定められた技術基準に沿っているか否かを確認するために、成果品の数量及び品質の検査を行うものとする。検査に当たっては、検査基準(別表1)及び業務別検査の視点(別表2)に基づき、成果品及び各種記録(照査記録、写真及び業務管理記録簿等)と設計図書を対比して適否を判定する。
(不合格)
第6条 検査員は、検査の結果、委託業務の完了と認められないときは、速やかにその理由を具体的に記載し、業務完了検査報告書を契約担当者に提出しなければならない。
附 則
この内規は、平成27年4月1日から施行する。
附 則(平成28年3月29日内規第66号)
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この内規は、平成28年4月1日から施行する。
別表1(第5条関係)
| 検査項目 | 検査内容 | 検査方法 |
| 委託業務目的の達成 | ・成果品の委託の目的を達成しているか
・打ち合わせ記録の内容が成果品に反映されているか ・成果品を使用する際に不足が生じてないか | ・設計図書と報告書、成果品、各種記録の観察により検査する |
| 成果品の数量 | ・成果品の数量は、設計図書と対比して合致しているか | ・観察又は実測により検査する |
| 成果品の品質 | ・照査は的確に行われているか | ・照査報告書の照査項目は適切か確認する
・照査項目を抽出して照査内容を確認する |
| ・取りまとめはわかりやすく、的確に行われているか
・成果品にミスはないか | ・観察と受託者からの説明を聞き取り、検査する
・検査中の成果品観察により、誤字、脱字、漏れが無いか検査する |
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| ・成果品は適切な基準により実施されているか | ・観察と受託者からの説明により、成果品を作成した技術基準を確認する | |
| ・成果品は適切な調査測定方法、調査測定機器によって作成されているか | ・観察と受託者からの説明により、調査測定方法、調査測定機器を確認する |
別表2(第5条関係)
業務別検査の視点
| (設計) | 1/3 | |
| 業務 | 検査項目 | 検査の視点 |
| 設計業務 | 目的達成 | ・設計内容は、積算、施工、他の設計業務に必要な成果品を作成しているか |
| ・設計内容は、工事目的を達成しているか | ||
| 成果品の数量 | ・設計図書で示されている成果品(図面、報告書等)が作成されているか | |
| 成果品の品質 | ・設計内容は測量、調査解析結果を反映しているか | |
| ・設計内容は現場の特性に合わせて、経済性、安全性、施工性、環境保全、維持管理が考慮されているか | ||
| ・設計方法、数量計算方法、構造物の安全率は適切か | ||
| ・報告書、図面に誤記、脱字、図式の誤りはないか | ||
| ・設計に使用した技術資料は明確になっているか | ||
| ・積算、施工に使用しやすい報告書、図面になっているか | ||
| ・成果品の照査は不足無く、確実に実施しているか | ||
| (測量) | 2/3 | |
| 業務 | 検査項目 | 検査の視点 |
| 測量業務 | 目的達成 | ・測量の範囲は今後の業務に必要となる範囲となっているか |
| ・現地と比較し、測量点、調査物件に不足はないか | ||
| 成果品の数量 | ・設計図書で示されている成果品が作成されているか | |
| ・公共測量作業規定で示されている成果品が作成されているか | ||
| ・現地に成果品となる測量標識が設置されているか | ||
| 成果品の品質 | ・観測手薄に作為はないか | |
| ・精度管理が確実に行われており、制限値内か | ||
| ・点検計算が所定の方法で行われ、許容範囲か | ||
| ・平均計算による誤差は許容範囲内か | ||
| ・図面に誤記、脱落、図式の誤りはないか | ||
| ・測量標識等の設置位置は工事等に支障なく適切か | ||
| ・立会簿、建標承諾書等の必要書類が整備されているか | ||
| ・成果品の照査、社内検査、点検は不足無く、確実に実施しているか | ||
| (地質調査) | 3/3 | |
| 業務 | 検査項目 | 検査の視点 |
| 調査業務 | 目的達成 | ・調査の範囲は、今後の業務に必要となる範囲となっているか |
| ・調査の解析結果は、業務の目的を達成しているか | ||
| ・対策工法の比較検討に当たっては、可能な工法を選定し、経済性、安全性、長期安定性に十分考慮しているか | ||
| 成果品の数量 | ・設計図書で示されている成果品(図面、報告書等)が作成されているか | |
| ・現地に成果品となる観測機器、調査位置表示が設置されているか | ||
| 成果品の品質 | ・調査記録に作為はないか | |
| ・精度管理が確実に行われており、制限値内か | ||
| ・調査機器の点検が所定の方法で行われているか | ||
| ・解析方法、計算方法、計画の安全率は適切か | ||
| ・調査結果と考査、解析は矛盾点が無く、整合しているか | ||
| ・報告書、図面に誤記、脱落、図式の誤りはないか | ||
| ・考察や解析に使用した技術資料は明確になっているか | ||
| ・設計、施工に使用しやすい報告書、図面となっているか | ||
| ・成果品の照査は不足無く、確実に実施しているか |