○宇都宮大学における設備・機器の整備・運用に関する方針
| (教育研究基盤戦略会議決定 令和4年2月15日) | 
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1 理念
本方針は,本学の理念と方針に基づき,質の高い特色ある教育と研究を実践するため,教育研究設備・機器の計画的な導入や更新を行うとともに,それらを継続的に活用するための維持・整備業務の実施,またより多くの利用者が十分な利便性の元にこれらを活用できる体制を構築することを目的に,以下に定める。
2 方針
設備・機器の整備においては,全学的な教育研究推進と実施可能な予算に基づき戦略的に行うことを基本とし,整備された設備がその機能をより長期間にわたって健全に発揮できるよう十分な維持・管理を行うとともに,当該設備の競争力や新規性を発揮できる期間内により多くの利用者が活用できるよう,全学的な共用体制の元で運用することとする。
 (設備・機器の選択)
(1) 汎用性があり一定規模以上の設備・機器は原則共用とする。
(2) 教育,研究及び社会貢献活動の基盤構築に資する設備・機器を整備する。
(3) 本学の経営戦略,教育研究分野やその動向を考慮した設備・機器の構成に努める。
(4) 設備・機器の更新については,上記(2)及び(3)に加えて,緊急性,安全性,コストについても配慮する。
(設備・機器の運用)
(5) 設備・機器の運用,保守,維持管理に要する費用の確保,配分についても配慮して整備計画を策定し,必要な経費の配分の仕組みを構築する。
(6) 維持管理・利用支援のために,人的な全学横断的教育研究支援体制との連携体制を構築する。
(設備・機器の共用化の推進)
(7) 共用化の促進のために,遠隔利用と,利便性の向上を推進する。
(8) 共用設備・機器の適正な利用料金を徴収し,運用,保守,維持管理するとともに,管理業務者には,運用,保守,維持管理の経費を適切に配分する。
(9) 学外者への共用体制を構築し,地域産業界の活性化に貢献する。
3 その他
本学では,第4期中期目標・中期計画において「設備の戦略的な整備・共用」を掲げており,同目標を達成するため,機器分析センターを中心に調査・分析の上,設備をリスト化し,積極的な利活用を図ることとする。なお,リストについては,別に定める基準により策定し,利用状況等の分析を踏まえた上で,随時見直しを行う。
附 則
この方針は,令和4年4月1日から施行する。